今。
坂口安吾の「堕落論」を読んでます。
一緒に、短編が色々入っていて。
「不良少年とキリスト」
っていう論説がありました。
太宰治の話でした。
坂口安吾と太宰治は仲が良かったのですね。
というか、追悼の文章なのでしょうが・・・むしろ
誰にも話せない深い悲しみを、文章にぶつけ。嘆き。悼んでいるように感じます。
文章書きらしい、泣き方だと感じました。
この解釈は間違っているのかもしれないけど。
僕にはそう感じました。
言葉には言葉の、音には音の、色には色の、もっと純粋な領域があるはずである。
安吾はFARCEについてでこう言っております。
凄く芸術に真っ直ぐなのでしょう。
物書きという事に埃を持っているのでしょう。
そう考えると、「不良少年とキリスト」は太宰への最高の弔辞にも感ぜられます。
そして。
太宰は、幸せ者だと思えてなりません。
ちゃんと自分を見てくれていた人が居たのですから。
僕はこの辺りの人間関係はよく解らないけど。
文章を読んで感じた、素直な想いはそれでした。。。
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