◆クロスロード
脚本/演出:村田真紀
(Fallen Angels)
◆日時
2012.6.28~7.1
6/28(木)
19:00
6/29(金)
19:00
6/30(土)
14:00/19:00
7/1(日)
13:00/17:00
◆場所
@遊空間がざびぃ
杉並区西荻北5-9-12
JR中央線・総武線 西荻窪駅徒歩8分
◆チケット
前売:3000円
◆出演
奥沢侑生
おきなお子
勝浦香織
近藤由香梨
野中理絵
山本陽子
青澤佑樹
吉田駿
すれ違い、出会い、また別れる場所。人と人、時間と時間、男と女、過去と未来、嘘と真実。
肩先に風を感じて、ふと振り返る。
出会うはすのないふたりが、すれ違った気がして。
クロスロード。何かが起こる場所。
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マイミクというか、リアルの友達であり。大好きな女優さん。
こちょちゃんこと山本陽子さんの舞台です。
今日のマチネで観てきました。
初めはね?何処にでもある、ぺらい内容だなぁ。。。って正直思ってしまった。場面もバラバラに細切れでだし。内容はすごくシンプルで解りやすいのだけど、演出で複雑にしている感じで…「う~ん…」って思ったのです。
でもね?
最後のまとめが、凄かった。
一気に畳み込むようにバラバラだった前半の場面たちのピースがパズルを完成させて一つの鮮やかな一枚の絵を描き出していました。
「あなたが動くしかないの」
「あなたはどうするの?」
主人公に問いかける。
まるで、自分に問いかけられた質問。
悩む主人公。
悩む私。
畳み込まれ方がね?
切羽詰っていく空気の流れがね?
昔、追い詰められた時の感覚と一緒で。
一瞬、訳が解らなくなりました。
「さぁ、どうする!!」
と問い詰められて、主人公が答えを出した。
「○○たい!!」
ぶわっと涙が湧いてきた。
当時の私と同じ答え。同じ勢い。
私も自分でそうしたいと決めて、立っている。
何か。すごく救われました。
この主人公の在り来たりのたった一言に。
でも、そこに在る想いは在り来たりじゃない。
すごくすごく救われた。
そう。私もあんだけ苦しんで悲しんで掴み取った答えだった。
芝居を通して、当時の自分を客観的に観た気がして、自信を貰った。
「あなたが動くしかないの」
そうなんだよね。
凄く大切な一言。
ずっとずっと、自分自身で言い聞かせていた一言。
苦しくても頑張るために。ずっと言い聞かせていた一言。
「私が動くしかないの。私は、何がしたいの?どうなりたいの?「私」がしたいコトを考えて。誰も動いてはくれない。誰も動けないの。動かせないの。それは、「私」の想いであり、未来であり、今だから。」
「あなたが動くしかないの!!」
芝居と並行して、当時の私が確かにあの場に居ました。
あぁ。懐かしい。
ホント、役者さんって凄いなぁ?狡いなぁ?
こうやって、ガツン!!って平気で深いところを殴ってくるんだもん。
悔しいなぁ。。。でも、この感覚、好きだけどねぇ♪
うん。本当、ありがとうって言いたい作品に会えました。
めっさ、個人の事情による感想ですけど(爆笑)地味にとても良い作品なので、よかったら明日までですがどうぞ。
因みに。個人の事情ついでに云うなら。
「あなたが動くしかないの」っていうセリフを。
こちょちゃんが云ってくれてるのが、どうにも嬉しく泣けてきた。
ホント。じわじわ来る舞台だったから、観てすぐにピンとこない人も居ると思うけど。日常のひょんな時に映像が浮かぶようないい作品だよ。
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